スミレの種蒔き
三つに割れた果実の鞘から種が半分ほど頭を出しています。
左側の鞘の種は無くなっています、右側の鞘も種が一つになりました。
これは人為的なものではなく、鞘の締まる力で種を遠くに弾き飛ばしているのです。
この後、種はスミレの備えているもう一つの仕掛けでアリによってより遠くに運ばれていく、とのことです。
各々の植物の子孫を残すための仕組みの不思議さには、神秘的なものが感じられます。(自然界が神によって作られたのであれば当たり前のことですが)
スミレにはもう一つ春に開放化、秋には閉鎖花という種存続のための仕組みがあります。
これは蕾ではなく閉鎖花です。花開くことなく自家受粉して、上の画像にある三つに割れる果実をつくります。
開放花の蕾と花です。
開放化はこれも種存続のために、春の先陣を切って花開きます。スミレといえば春の花ですが、12月になった今でもアチコチで咲いています。
(画像は何れも11/24夢前町清水峠にて)
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