« アリドウシ | トップページ | 明神山 »

スミレの種蒔き

Img_6359s Img_6370s_1

三つに割れた果実の鞘から種が半分ほど頭を出しています。

Img_6388s_1 Img_6392_1_1s

左側の鞘の種は無くなっています、右側の鞘も種が一つになりました。

これは人為的なものではなく、鞘の締まる力で種を遠くに弾き飛ばしているのです。

Img_6393s_1 全ての種を自分で蒔き散らしてしまいました。

この後、種はスミレの備えているもう一つの仕掛けでアリによってより遠くに運ばれていく、とのことです。

各々の植物の子孫を残すための仕組みの不思議さには、神秘的なものが感じられます。(自然界が神によって作られたのであれば当たり前のことですが)

スミレにはもう一つ春に開放化、秋には閉鎖花という種存続のための仕組みがあります。

Img_63781s これは蕾ではなく閉鎖花です。花開くことなく自家受粉して、上の画像にある三つに割れる果実をつくります。

Img_6385s Img_6349

開放花の蕾と花です。

開放化はこれも種存続のために、春の先陣を切って花開きます。スミレといえば春の花ですが、12月になった今でもアチコチで咲いています。

(画像は何れも11/24夢前町清水峠にて)

| |

« アリドウシ | トップページ | 明神山 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スミレの種蒔き:

« アリドウシ | トップページ | 明神山 »