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◆片手間で適当に命名? イボタノキ(水蝋の木)

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この木にイボタロウを出す、イボタロウムシ(カイガラムシ)がよく寄生するのでイボタノキだって、名前を付けるとき適切な名前が浮かばなかったのかもね。前出のタツナミソウの記事で触れたように、命名のパターンは色々ありますが、寄生する虫を木の名前にするというのは珍しいですね。 「先生、この木の名前は?」「ウン?」「イボタロウがよく採れる木なんですが」「だったら、イボタノキだな」。いずれにせよ、イボタロウが知られる様になった後に付けられた名前でしょうね。ではイボタロウの名前の所以は?、この蝋でイボが取れる???。イボタロウムシ(水蝋蝋虫)が出すイボタロウは、薬用とか艶出しとか蝋燭とかに重宝されていたようです(今でも使われているようです)。

この木の名前を調べるのに、花がコガンピやコショウノキによく似ているので、ジンチョウゲ科で探していましたが該当するものが出てきません、そうなのです モクセイ科でネズミモチと同じ仲間でした。そうそうイボタノキの幹には棘がありました。

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コメント

このように丹念に調べていくと大変ですが楽しいです。
ブログ始める前には関心のなかった野草にも何となく愛着が出てきました。
指月山さんは 生物の先生でしたか~それ以上ですね。
新聞の家庭欄にも時々 載ってますが 野草も捨てたもんでもありません。

投稿: やまちゃん | 2009年5月21日 (木) 16時13分

やまちゃん、こんばんは
そうですね、山登りの楽しみはいろいろあり、またその楽しみ方も変わってきますね。
山野草に興味を持つと、また一味違った山登り、ウォキーングが楽しめますよ
でもグループ登山では、なかなかそうはいきませんけれどね
山野草同好の人と歩くのもいいですね
私の記事はネット情報の寄せ集めが多いです、もっと自分の情報を発信できるようにしたいと思っていますがね

投稿: 指月山 | 2009年5月21日 (木) 23時03分

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