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2010年6月

◆はっきりしない コモウセンゴケorトカイモウセンゴケ

57171img_0001 前出の白い花を咲かせるモウセンゴケと同じ仲間に、ピンクの花を咲かせるコモウセンゴケとトウカイモウセンゴケがあります。でもこの両者、葉柄の形が少し違うだけとのことで素人目にはちょっと区別がつきません、 トウカイ(東海)モウセンゴケも近畿地方に育つようですし 。

この花 しようと構えていると見る見るうちに花弁を閉じてしまうことがあります、例外もありますが大体午前中の開花のようです。それと蕾は沢山付けていますが、花を3個以上咲かせているのには出合ったことがありません

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◆葉とは不釣合いな花 モウセンゴケ

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モウセンゴケ、その群がった葉の様子を、敷き詰めた毛氈に見立てて毛氈苔、でもコケの仲間ではありません。モウセンゴケ科の仲間で湿地に群生し、長い柄を持つ円形の葉の周囲から伸ばした赤い腺毛から粘液を分泌して小虫を捕らえ消化吸収する食虫植物です

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◆ここでは花開く クモキリソウ

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クモキリソウ、漢字は雲切草が当てられていますが、細長い側花弁を蜘蛛の足に見立てたのですかね。多年草ということで例年花を見せる数箇所っを回ってみたのですが、今年は草刈とか、動物とかの被害にあって花開くところが少ないようです

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◆カキランPart2、ササユリPart3 at天下台山

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雨続きで なかなか山歩きができません。カキランは既に果実をつくり始めていました、ササユリは次から次へと新しい花をさかせていきす

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◆長い尻尾を振り上げて コバノトンボソウ

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コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草)、後に振り上げている尻尾は距です、唇弁を下に出して、側萼片を横に広げています、では側花弁は?、側花弁は開かずに 背萼片にくっついて頭の部分を形成しているようです。ここでは花付が悪いようで1、2、3個のもしかありません、普通はもっと沢山付けているようですが

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◆唐草模様には撮れなかった キクガラクサ

Ha0141img_0001 キクガラクサ、そのキクのような葉と、敷き詰めたように群生している様子を唐草模様に見立てて菊唐草です。しかし その整った花弁の様子からはゴマノハグサ科の仲間とはちょっと思えませんね

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◆似たもの同士の花 アカモノ&ツガザクラ

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アカモノとツガザクラ、どちらも亜高山・高山に咲く釣り鐘型のツツジ科のよく似たもの同士、でも葉の形が明らかに違います。アカモノは桃のような赤い果実を付けるので赤桃(or赤物)、ツガザクラは栂のような葉をしているので栂桜です。その他にも亜高山・高山に咲くツツジにはシラタマノキ(シロモノ)クロウスゴ、クロマメノキ、コケモモアオノツガザクラウラシマツツジなどがあります

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◆関西地方に咲くのは コミネカエデ

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コミネカエデ(小峰楓)の雌花(上)と雄花(下)、雌雄異株です、標高1000m付近に咲いています。よく似ているミネカエデは中部以北の主に標高1500m以上に咲いています

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◆既に果実をつくる タツナミソウ

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タツナミソウ、その群がって咲く花の形を 打ち寄せる波頭に見立てての立波草です。投稿しそびれていたタツナミソウですが、既に杓子の先のような果実を付け始めていました、

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◆果実なのか 蕾なのか トチバニンジン

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トチバニンジン、輪生している5枚の小葉↓がトチノキに、全体の姿がチョウセンニンジンに似ているので栃葉人参です、葉はトチノキというより同じ仲間のウコギ科コシアブラに近いですかね。チョウセンニンジンの根茎・御種人参は強壮剤として有名ですが、このトチバニンジンの根茎・竹節人参は健胃、解熱剤になるようです。全体像がはっきりしていませんが、上の画像は茎の頂上に咲く雌花の後の果実のようです、晩夏には赤く色付きます。下は茎の途中で枝分かれした先端に咲く雄花、ということは丸いのは蕾ですかね

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◆サワギクです、でも別名がボロギクではね~

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沢沿いの湿り気のあるところに咲くキク科の仲間なので 沢菊です、葉の切れ込みの深さが目立ちますね。そういえばベニバナボロギクというのがありましたね~、綿毛に悩まされるやつです

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◆甘い香りに誘われて ささゆり Part2

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前回に比べて 2花付きの大径のものが多かったですね

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◆鼠の糞か珠椿か ネズミモチ

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ネズミモチ、その果実が鼠の糞に 葉がモチノキに似ているので鼠もち、でも珠椿という立派な別名を持っています。この木 生垣などにも使われていて 麓でもよく見かけます

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◆微妙なカーブを描く オカトラノオ

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オカトラノオ(丘虎の尾)、その花の形を虎の尻尾に見立てての命名です、なかなか存在感のある花ですね。虎の尾を主張する花には、同じ仲間のヌマトラノオを筆頭に、 違う仲間ですがミズトラノオハルトラノオ、ルリトラノオ、イブキトラノオなどがありま、でもこのオカトラノオが虎の尻尾に一番近いです

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◆もう カキラン の咲く時期になりましたか

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カキラン、もう6月下旬になりますか でも例年より10日ほど遅れての開花です、花弁が柿色をしているので柿蘭、渓流沿いの日の当たる湿地に咲いています。今年は当り年の様相ですが

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◆目の前に姿を見せる ハンショウヅル

41781img_0001 ハンショウヅル、花の形を火の見櫓の半鐘に見立て、つる性植物(木本)なので 半鐘蔓です。花の形はなかなかのものですが、地味な色と 山中では他の樹木に這い登って高いところに花を咲かせているので目立ちません、でもここでは上手い具合に目の高さで見ることが出来ます。よく似た同じ仲間にトリガタハンショウヅルがあります、またセンニンソウも同じ仲間ですが少し雰囲気が違いますね

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◆梅雨の合間の八丈岩山・6/19

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梅雨入りしたばかりで油断していたのか、今日の参加者は20名弱と少なめ、何時も顔を見せる常連さん4名ほどもお休みでした

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◆いつもの所に姿を見せた ジガバチソウ

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ジガバチソウ、地下にバルブを持つ多年草なので 毎年芽を出し花を咲かせるのが普通でしょうが、やはり毎年消滅することなく花を見せてくれると一安心です。

その花の形をジガバチに見立てての似我蜂草です

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◆稲盛山で発見された イナモリソウ

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イナモリソウ、三重県の稲盛山で最初に見つかったので稲盛草とのこと、その三重県では今は希少種になってきているようです。稲盛山は鈴鹿山系のようですがどこのあるのかはっきりしませんね。ピンクに近い薄紫色の2cmほどの筒型の可愛い花を咲かせています。また同じ仲間に 薩摩稲盛 というのもあります

山名そのものを種名にしているのは珍しいですね、大体は例えばダイセンクワガタ、ハクサンチドリ、イブキジャコウソウ、シコタンハコベなど山名を冠している呼び名が多いですがね。

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◆遅かりし 待望のベニバナヤマシャクヤク

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紅花山芍薬、2年越しにお初の現物にお目にかかれました 梅雨の晴れ間待ちで少し遅めでしたが 来年が楽しみです。ここは標高700m辺りの山中、念願の自生種でしょう

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◆どこにでもあるのか? タチシオデ

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この花 地元では見たことが無く、大山ユートピアコース中腹で 初めて目にしたので、何か珍しい種かと期待していたのですが、川床までずーっと咲いていて期待も失せていきました。帰って調べてみると何所にもあるらしいタチシオデとのこ、この長く伸びるタチシオデ 最初は自立していますが、大きくなると上部で蔓を出して他の植物に巻きついています

ユリ科シオデ属でサルトリイバラと同じ仲間です、でも棘はありません。よく似た別種のシオデは、花弁と雄しべがカールしているようです

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◆鶴が舞って マイズルソウ

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マイズルソウ、その葉脈の目立つハート型の葉を 舞っている鶴に見立てて舞鶴草です。果実は赤くて真ん丸で美味しそうですがね

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◆大山の花 ダイセンクワガタ

3096img_0001 ダイセンクワガタ(大山鍬形)です。この花 ミヤマクワガタ(本州中部地方の深山に咲く)とよく似ていますが 大山を中心とした中国地方の山地に咲くこの固有種は萼片が尖るなど 地域固有の姿をしているようです。なおヤマクワガタもありますが こちらは大分様子が違います。クワガタという命名は その果実が武将が被っていた兜の飾り 鍬形に似ているからです

中国地方最高峰の大山は 海に面した独立峰で その特異な地勢・気候により地域固有の植生を見せていることがあります。種名にダイセンを冠しったそれらの植物には、このダイセンクワガタ、前出のダイセンキスミレ、天然記念物に指定されているダイセンキャラボク、またダイセンミツバツツジ、ダイセンオトギリ、ダイセンコゴメグサ、ダイセンオダマキ、ダイセンハタザオ、ダイセンヒョウタンボク、ダイセンヤナギなどがあります

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◆大山の花 ダイセンキスミレ

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ダイセンキスミレ、この時期 麓では既に花は終わっていますが、三鈷峰では未だ見ることが出来ました。黄色の花を咲かせるスミレも似たものが多いですが、オオバキスミレの仲間とキバナノコマノツメの仲間の2種類に大別されるそうです。この花、ダイセンキスミレなのか同じ仲間のオオバキスミレなのか紛らわしいですが、大山を中心にした中国地方の山地に咲く黄色のスミレはダイセンキスミレだけのようですので

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◆早速の梅雨の合間に ササユリを

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この山での開花情報が先週2、3入ってきて、今週が良さそうとのこと、幸いにも梅雨の合間となって早速出かけてみました

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◆大山で待望のトケンランに、そしてノビネチドリ、コケイランにも

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トケンラン(杜鵑蘭)、やっと目にすることが出来ました  杜鵑はホトトギスですね、命名の由来は その花弁・萼片の模様からとも、新葉の模様からとも言われています。花はコケイランに似ています(違いを↓と比べてみてください)、でも葉の形は明らかに違います。

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こちらは明るい色の花を咲かせているノビネチドリ、こちらも今回初めて目にする花でした。千鳥を付ける蘭にはハクサンチドリ、テガタチドリ、など がありますね

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こちらコケイラン、今シーズン2度目です

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◆1000円は高いか・番外編 6/11

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オルゴールミュージアム「ホール・オブ・ホールズ 六甲」入り口のドアを開けて 初めて入館料1000円と分かる。仕方なく入館するが、30分毎に開かれるコンサートを聴いて納得出来ました。隣の六甲高山植物園は駄目、入園料金600円(セットでは1200円)、ヒマラヤの青いケシとかコマクサとかイブキジャコウソウとか咲いていたが、 を向ける気にもなれなかった、山は山でも咲く 山が違うということですかね

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◆梅雨入り前に雪彦山・6/12

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展望岩からの大天井岳

明日から梅雨入りの予報です、雪彦山を梅雨入り前の締めにしました

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◆岩登り特訓中 八丈岩山・6/12

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今日のニュースその① 久々登場のOSさん、その様子は こちらの掲示板で、 その② 先週のAさんに代わって 今週不登場のMさん やはり が過ぎたらしいとの噂あり

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◆振子山から親指ピークを超える・6/10

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これが親指ピークです、奥は野田ヶ山

大山寺からユートピアコースを登り三鈷峰へ、象ヶ鼻から振子山、親指ピーク、野田ヶ山を経て大休峠へ、中国自然歩道を歩いて川床へ、そして途中スキー場を横切って駐車場へ帰ってきました。

ユートピア小屋付近で2、3の登山者に振子山・親指ピークへの状況を尋ねたところ、OK派とNG派に分かれる、昨日も大山どこかでで滑落事故死があったとも、小屋付近から親指ピーク付近を眺めるとやばそうな鎌尾根が見えている、がOSさんからの大休峠から登ったとの情報もあり、まあ行ける所まで行ってみましょうと。

期待のトケンラン、ノビネチドリ、そしてダイセンクワガタ、ダイセンキスミレと見たかった花は一応 することが出来ました、   そしてコケイラン、タチシオデ、マイズルソウ、コミネカエデなどなども

↓ 中宝珠越えの少し先からの大山北壁と、三鈷峰からの360度展望の動画もどうぞ

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◆幽霊茸は別名、本名は銀竜草

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毎年のことですが 何だか愛嬌のあるこの花、つい を向けてしまいます。このギンリョウソウの果実もまた面白い形をしています

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◆これが話題の ミヤコツツジ?

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先日 ミヤコツツジがどうのこうの言っていましたが、これがそうなのですかね?

モチツツジとヤマツツジの自然交配品種とか、花の色と萼の長さが両者 ↓ の中間になっています

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◆ニシキギ属の花ふたつ ツリバナ&コマユミ

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03061img_0001 ツリバナ(吊り花・上の画像)は少し奥の山に行かないと見られませんが、コマユミ(小真弓・下の画像)はこの辺りの里山でよく見かけます。どちらもニシキギ(錦木)科ニシキギ属の仲間なので同じ形態の花を付けています、花の大きさもほぼ同じで 1cm足らず、果実も同じようなものを付けます。ツリバナの特徴はなんといっても その10cmほどもある長い花柄の先に花を吊り下げていることです

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◆遠くて香りは届かぬ ホオノキの花

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ホオノキの花は麓では既に終わっていますが、ここ三久安山では未だ蕾を付けているものもありました。モクレン科の落葉高木で、15cmほどの花と 30cmほどの葉の大きさは日本最大クラス、その葉は朴葉焼き その材は下駄に使われることなどで知られています

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◆ 音水湖畔から新緑の三久安山へ・6/6

2217img_0001 三久安山(1123m)へは一宮町の梯子から登ったことはありますが、波賀町引原側から上るのは初めてのことです

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◆夕方になると花開く スズサイコ

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C1749img_0001 このスズサイコ、夕方~夜明け、あるいは雨降りなどの 太陽が照っていない時しか花を開かない変わりものです。背丈は60cmほど、花の大きさは1cmほど、花が開ききると その花弁は裏側に巻き込まれて細いものになってしまいます

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◆雄しべの花と雌しべの花がある ツルアリドウシ

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雄しべ(4本)を見せている花と、雌しべ(柱頭が4裂している)を見せている花の 2種類があり、それぞれ違う場所で集団をつくっています。この花の特徴は、2つの花の子房が合体していて 2つの白い花から 1つの赤い果実をつくるところです

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◆れっきとした蘭の仲間 ムカゴソウ

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野暮な名前に 地味な分かりにくい花を咲かせていますが、れっきとしたランの仲間です。細長く伸び先端をカールさせたした2本にみえる唇弁(真ん中にも小さいく突起をがあるので3裂した唇弁)が個性的です、でも側萼片・側花弁がはっきりしませんね。それとお互いが干渉するほど これでもかと言うほどの沢山の花を付けているのも面白いです

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◆木漏れ日に輝く コケイラン

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コケイランにだけ 木漏れ日が当たっている時が チャンスなのですが、なかなか上手くいきません。花の背丈と同じくらいの 20cmほどの細長い葉は地面を這うようにしているので捉えることが出来ていません。昨年と同じところに株数を倍くらいに増やして咲いていました

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◆水ぬるんで開花を待つ コモウセンゴケ

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水が少し温んできたのでしょうか、湿地に咲くコモウセンゴケの蕾が膨らんできました。でもこの花 太陽が少し傾くと花を閉じてしまうので、開いた花を見ようと思えばタイミングが肝心です。同じ仲間の白い花を咲かせるモウセンゴケの開花は少し後のようです

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◆小判を沢山ぶら下げる? コバンノキ

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コバンノキ(小判の木)、葉の形からの命名です、狐さんあたりなら本物として使えるかもね。別にコバンソウ(小判草)というのもありましたね

花の大きさは3mmほどで、雄花と雌花を並べて付けています。木の高さ5mほどになり、小さな花なのでとても 出来ません、でもたまたま背丈ほどのものがあり 花を残していてくれていてラッキーでした。

この木、トウダイグサ科なのですが、このトウダイグサ科は草本のコニキシソウやヤマアイから、木本の樹高10mにもなるシナアブラギリまであるという変わりものです

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