梅雨の晴れ間に ゼフ蝶 ウラナミアカシジミに遭遇
よく登る裏山からの下山中、登山道最後の辺りで、目の前の雑木の葉に鮮やかな模様をした蝶が動いているのが目に入りました。シジミチョウ科ゼフ蝶の仲間ウラナミアカシジミ ♀さんでした。この山で出会ったのは初めてで驚き、うれしかったですが、まあ出会って不思議はありませんかね。 翅裏はオレンジ地に細切れの黒線の入った派手な縞(ゼブラ)模様、翅表全容はなかなか見せてくれませんが 全体がオレンジ色で 前翅頂の一部に黒い縁取りがあります その幅が広いのが♀さんとのことです(♂さんは幅がなく線状になっています)、前翅長は16~22mm。 後翅に尾状突起がありますが、これが触覚にも見え 目の良くない私には よく見ないとどちらが頭なのか戸惑ってしまいます、また2頭が交尾しているようにも見えてしまいます。これはどちらが頭か尾か分からなくして、外敵から身を守る術になっていると聞いたような気もします。 ウラナミアカシジミは、低山や平地の雑木林の樹上を生活圏とし、年一回6月の発生で、卵の状態で越冬し、幼虫はクヌギ、コナラ、アベマキなどの葉を食草とするそうです。 この山では、アカシジミ、ミズイロオナガシジミのゼフも見られそうな気がします、夕方になると活発に飛び回るそうなので、また覗いてみましょうかね。
ゼフィルス・Zephyrus(ゼフ蝶)と呼ばれる蝶の一群は、樹上性のシジミチョウ、ミドリシジミ族の仲間であり、年一回 5月中旬~8月に順次発生し、卵で越冬する種で、日本には25種が生息、蝶好きな人にはこれを追っかける人も多いとか…。
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