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2022年6月

この~木 なんの木

Aaaimg_7863t3ss6/28 気象庁は近畿地方が梅雨明けしたとみられると発表、観測史上最も早い梅雨明け、6月に明けるのも初めてだとか

翌29日の青空の下、ずーと気になっていたこの木を📷、ケヤキにもちょっと似た 個性ある樹形(幹は一本)で高さは5m近く、花は見たことがあるような気がしますが、どうもはっきりしません。  Baimg_2822ss Baimg_5559ss Cbimg_5556ss Daimg_7551ss Dbimg_7557ssこの花にはハチやハナムグリなど沢山の昆虫が寄ってきています

 Dcimg_4455t2ss4つの花弁に2本のオシベ、エッ、これってモクセイ科イボタノキ属のネズミモチ??

Ddimg_0446ss Deimg_4513sssネズミモチは明神山や苫網山などでよく見かけていましたが、樹形、枝ぶりが 全く違いますね。このように真横に放射状に開かなくて、枝は密集せずに 上方に斜めに伸びていく感じなので、ネズミモチとは思いもよりませんでした。成長するとこのようになるのか、あるいは種がちょっと違うのかな? まあどんな果実を付けるのか、鼠の糞のような果実を付けるのか 見ていきましょうかね。この山では数株、東南方向の麓だけで見かけます

↓ こちら今月初め 苫網山で📷したばかりなのですがねEimg_6515sss

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ジャケツイバラ、サルトリイバラに絡まれる

Daaimg_3143ssジャケルイバラと サルトリイバラの トゲ対決ですかね。藪に入ってこのトゲに絡まれると、抜け出すのに ひと苦労、一つや二つの ひっかき傷は覚悟が必要です。特にジャケツイバラは フック状の棘、 2本以上が衣類に絡まると もう引いても押しても外れません、益々絡みがひどくなるばかり。何度か衣類を破られた経験があり、接近恐怖症になっているほどの厄介者です。  猿もあほですね、蛇に絡むとは、まあこの勝負 蛇には勝てないでしょう、でも猿が上を這っていますね

↓ 以下ジャケツイバラです、この姿形からは怖さは感じられませんがね

Aaimg_4911tss Abimg_4891ssなぜか羽状複葉の小葉を閉じています

 Adaaimg_4939tss Adimg_4932tss Aeaaimg_4824tss Aeaimg_4944tss Aeimg_4838ss Aeimg_4946ss Baaimg_4923ss Bcimg_4978ss2回偶数羽状複葉です

 Caaimg_4868tss豆果をつくっています Cbimg_1968sssssこれは5月の画像です

 Ccimg_6742sssこれが問題のトゲです、葉軸の裏側にもトゲです

マメ科ジャケツイバラ属ジャケツイバラ(蛇結茨)、落葉低木、つる性ですが若い頃は直立しています。 いつもの裏山では見かけたことがありませんが、近隣の山では大体 見かけることが出来ます

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ハリエンジュ きれいな葉をしていますが

Aaaimg_1767ss Abimg_3672tsa Acaimg_3696sa Acimg_3671t2ss Adaimg_1799ss Adbimg_1778ss Aeaimg_1732ss Aeimg_5493ss Afimg_2339sss Baimg_1470ss Bbimg_3473sa Bcimg_9811ss Bfaimg_2069ss Bfcimg_1715ss Caimg_0304sa この山ではこれが一番 背が高い、でも10数メートル です

Cbimg_8801ssマメ科ハリエンジュ属ハリエンジュ、別名でニセアカシア、落葉高木(10~20m)、雌雄同株、奇数羽状複葉がきれいです。

北米原産で、街路樹・公園木として、明治初期に持ち込まれたようですが、成長が早く、マメ科で根粒菌が窒素固定するので、瘦せ地でもよく育ち、治山・緑化・砂防用に植栽されたものが野生化したそうです。群生し他の植物を寄せ付けないところがあるので、厄介者になっているケースもあるとか。

この山でも一時 頂上で一気に株数を増やしましたが 、今は落ち着いている様子です、でも ニワウルシ、ナンキンハゼとあいまって、この山の頂上周辺は、放置しておけば、これらの新参樹木に、占有されてしまいそうな雰囲気です。

↓ こちらは5月の花の様子、フジの花に似ていますが、白いのであまり目立たず、見入ることはありませんCcaimg_2880ssdss Ccbimg_2841ssdss Cccimg_6240sss

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これは ハゼノキ でしょう

奇数羽状複葉が目を引くハゼノキ、同じ形態の葉を付ける樹木が数種あり紛らわしいです。特に同じ仲間のヤマハゼとよく似ていて、ちょっと目では同定が難しいですね

Aaaaimg_3231sa Aaimg_3429tsas Abaaaimg_3939sas Abaaimg_3371sa Ababimg_2855tsas Agaimg_3848sas Agimg_6658sas Agimg_6668tsasもう部分的に紅葉が始まっています

 Ahaimg_3961sa一方で こちらは未だ新芽を出しています

 Baaaaaaimg_3438sas Baaaabimg_3877sas Baaaaimg_2787sasこの辺りは、紅葉が大分進んでいます 

Baimg_3002sas Baimg_3093sasこの葉は、よく似たヤマハゼと比べると 細身で先端が細長く尖り、側脈が目立ちません、でもこれでは変異もあり曖昧ですね。見分ける一番確実な方法は、手で触ってみることです。ハゼノキの葉は表裏無毛で、光沢があり、手で触るとつるつるする感触です。一方ヤマハゼの葉は有毛で、光沢がなく、手で触るとふわふわする感触です。手で触れてみるのが一番なのです、でもかぶれないようにね、高木も難しいですがね

 Cbimg_2838sa Ccimg_3897sas Cdaimg_6691sas葉は枝先に纏まって、放射状に広がっています。輪生ではなく互生しています Eaimg_3101sas Ebaimg_3027sas Ebaimg_6703sas Ebimg_2849sas Ecimg_3338sas Edimg_6820sas成熟すると樹皮が縦に裂けてきます 

Efimg_2921sasこの株が、この山で一番の高木かな、10m越えでしょう。

ウルシ科ウルシ属ハゼノキ、別名でリュウキュウハゼとも、落葉高木(7~15m)、雌雄異株。ハゼノキは蝋を採取するため、中国から持ち込まれ栽培されたそうです。それが逸出し野生化したようです。

一方ヤマハゼ(落葉小高木 3~8m)はもともと日本にあった野生種で、ハゼノキとも呼ばれていたようです。この山ではハゼノキが大半を占めています

↓ こちらがヤマハゼの葉、ハゼノキに比べると少しずんぐりしていて、側脈がはっきりし、画像でははっきりしませんが、ハゼノキほど光沢はありませんAaaimg_3122sa

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繊細な葉を付ける ネムノキ

Aaaaimg_2523sas Abaimg_2659s Acabimg_2612s Aeaimg_0217tssss Aecimg_0644t2ssss Afbaaimg_0816ssss目の前に葉先を見せてくれる株もありますが、こちらは10m越えの高木、隣のクスノキの大木と競うように、陽射しを求めてか 天に伸びています

 Agaimg_1933ssss2回偶数羽状複葉です

 Baimg_0253ssss Bbaimg_8555ssss Bbimg_1650ss蕾を付けています、開花は7月かな

 Bcaimg_0713ssss Caimg_2561s Ccimg_1832ss Daimg_1847ss Dfimg_1851ss Eaimg_0647ssssマメ科ネムノキ属ネムノキ(合歓の木)、落葉高木、2回偶数羽状複葉。夜になると小葉を閉じるそうで、その様子を眠った状態に見立ててのネーミング。ネムの花も繊細できれいですが、葉もいいですね。

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こちらも 迷惑もの・・・

Aaaaimg_1086ts Aaabimg_9438s Aaacimg_1070ssss Acbbimg_0431sそこそこ きれいな花を咲かせるのですが 

Adaimg_0952sAdbimg_0407s全身 棘だらけ 

Bbimg_1034s繁殖力が強そうでかなり はびっこっています 

Bcimg_7957s Bdimg_9373s Caimg_1266ssss総苞の開出した棘、そして各分岐葉先に強力な棘を持っています、葉の縁面、表面にも短い棘があります

 Cbimg_1281ssss茎に翼があるのですが そこにも棘が

キク科アザミ属アメリカオニアザミです、ヨーロッパ原産ですが アメリカらから持ち込まれたのでこの名があるそうです、別名でセイヨウオニアザミ。全身に強力な棘を持っているので、鹿にも食べら出ず、人に素手で抜かれることもなく、この地を謳歌?しているようです。 特定外来生物法で要注意外来生物に指定されているとか、駆除を勧めている地方もあるようです。日本のオニアザミやタイアザミ(トネアザミ)にも棘がありますが、亜米利加鬼に比べると まあ可愛いもののようです。

外来種は、植物にしろ、昆虫、小動物にしろ、日本固有種の か弱くおしとやかな生物を滅ぼしてしまいそうな印象が強いですね。まあセイタカアワダチソウのように一時猛威を振るい、やがて衰えていくものあるようですがね。

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ウルシの仲間とばかり・・・

奇数羽状複葉の様子からウルシの仲間だとばかり思っていたのですが、ウルシ科の仲間は5種類ほど、幼木の様子からヤマウルシかな…、でも10m近くの高木もありヤマウルシとは違います。カラスザンショウかとも思ったのですが、幹にトゲがありません。どうも該当するものがなく悩んでいたのですが、たまたま 葉っぱを手に取ってみて、その固有の形と匂いに気づきましたAaaimg_8176ss Aabimg_0032t2s Aaimg_0345s Acimg_8626ss Afimg_0016s Agbimg_8179ss幼木にはいろいろな樹形がありますね。奇数羽状複葉の長さは1mを超えるものも、小葉の長さは20cmほどのものも

Bcaaimg_0121sBcaimg_0063s Bdimg_0112s Dbaimg_0089s Beimg_7993ss10m近くの高木もあります

 Eaaimg_8726tss Eabimg_8689ss花は花柄を立ち上げて咲いています

Ebaimg_8614ss Ebimg_8896tssこの肩に少しの切れ込みのある葉っぱが、同定の決め手となりました、それとこの葉 一種独特の匂いがします、嫌な臭いではありませんが ね

Ecaimg_8941ss Ecbimg_8775ss Eccimg_8008ssニガキ科ニワウルシ属ニワウルシでした、落葉高木 10~20m、雌雄異株、別名でシンジュ(神樹)、海外で「Tree of heaven」と呼ばれていたのを直訳したそうです。そしてこの葉を食樹とする蚕の蛾をシンジュサン(神樹蚕)と呼ぶようになったそうです。 明治初期に原産地中国から街路樹や庭木として持ち込まれたそうですが、種子と根茎による繁殖力が強い上に、他の植物の成長を妨げる物質を周辺に出すそうで、今は嫌われものになっているのですかね。 この山でも 日当りの良い平地の 麓と頂上に限り、株を増やしているようです。同じく中国原産の繁殖力の強いナンキンハゼと共にこの山の植生を変えていきそうな雰囲気です。 そういえば 市街地の畑でこのウルシ風の幼木が、いかにも栽培しているかのように数十株並んで育っているのを、車で見かけて不思議に思ったことがあるのですが、ニワウルシだったのかもしれません。でも成長が早く10m越えになるのでは庭木には向かない気もしますがね。

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まあ お洒落して、カ=ラーでも使ったの

Aaaimg_7726ss Baaimg_7553tssss Babimg_7561tssss Babimg_8024ssss Caaimg_7556ssss Ceimg_7547ssss Cdimg_7856ssss

木肌の様子ですFaimg_7822ssss

上の方の様子です、奇数羽状複葉の小葉は19~31枚とか Daimg_8110ssss Dbimg_7657ssss Ddimg_8137ssss

こちらは背丈3mほどの幼木です、奇数羽状複葉の似たような樹がいくらかあってややこしいですが、幹のトゲが見分け方のポイントです、匂いは殆ど感じられません  Gaimg_8212ssss Gbimg_8198ssss

ミカン科サンショウ属カラスザンショウ、落葉高木 15mほどになる個体もあるそうです。成熟した樹の幹のトゲは丸くなってきます。お洒落は雨上がりにするのかな?

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なんとまあ トゲだらけ

Aabimg_4099sこんな状態からもうトゲを付けています 

Acimg_7569s Adaimg_7214s Aeimg_4040ssss Afimg_8506s成長は早いようですが、なぜか幼木が多いですね

 Baimg_7944s Bbimg_4819s Bcimg_4786s Bdimg_4760ssssこちらは3mほどの株です

以下トゲの様子です、葉柄にも そしてその裏側にもトゲを付けています。色々な外敵からわが身(新芽、葉)を守っているのでしょうかね Bfimg_7533s Caimg_4871s Caimg_7234s Cbimg_6687ts Ccimg_6693ts Dimg_6207sウコギ科タラノキ属タラノキ、落葉低木 2~ 5 m、2回奇数羽状複葉、互生。新芽は春の山菜の王者だそうです、その新芽を得るために 色々と栽培されている種が多いいようです。

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なに この斑入りの葉っぱ !?

Aaimg_6256sss Abimg_4636sss山中で この初見の 変わった斑入りの葉が目に入った時、これは何か希少種か !、あるいは園芸種の逸出か・・・、帰宅して早速ネット検索してみてもヒットしません。翌々日 再度覗いてみると、前回は気づきませんでしたが、なんと見覚えのある花が咲いるではありませんか。

Acimg_5860sss Adimg_5840sssジンチョウゲ科のガンピでした、葉が何か変異したのでしょうか、園芸種にいけそうですね。

 Afaimg_7388s 根元付近の木肌の様子です、そして背丈は 2mほど、かなり年季の入った株のようですね

↓ こちらは 雨模様のガンピの葉、毛が密生しているので雨をはじいています。Baimg_7486s

↓ こちらは普通のガンピです   Bbimg_6325s

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なに ぶっとい茎は !

Aaimg_2743ss Bbimg_2379ss Bcimg_2385ssss Bdimg_2826ss Bfimg_2710ssss茎の途中に特徴ある葉を付けています

  Caimg_2629ssssCaimg_1215ssss 電線を這っています

 Daimg_3892ssss Cbimg_2768ssss マメ科クズ、つる性多年草に分類されていますが、ここでは茎の太さは10cm近くあり、木質化していますね。同じマメ科のフジはつる性木本です。強い植物で、成長も早く、他の植物を覆うように繁ったり、電線を這ったりしています。 秋の七草、葛粉 で名前が知られています。

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ヤマモモ

Abimg_3592tsss Acimg_4844tsss Baaimg_5252tsss Caimg_4147ssss Cbimg_4428sss Ccimg_5264sssヤマモモ科ヤマモモ属ヤマモモ、常緑高木、雌雄異株。今の時期に赤っぽい新芽を出しています。夏に 数多く 赤黒く実る果実は 美味しいそうです、果実酒にも使われます。

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ノイバラ

Aaaaimg_4664tss Aaaimg_4213ss Aaeimg_4270ss Aafimg_4684ss Abimg_4993ss Adimg_4312ss Aimg_5434ss Bimg_5009ss Cimg_4624ss Dimg_5929ss Ebimg_5884ss Faimg_5908ssバラ科バラ属バラ、落葉低木、半つる性で他の植物などに寄りかかって這ったり伸びたりしています、写真を撮ろうと分け入るとこのトゲに悩まされます。花の大きさは 2cmほど、この時期に新芽が目立ちます。 同じ仲間にヤマイバラがありますが、こちらは4~5cmのより大きな花を咲かせます。

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散った花で樹名を知る

Aaaimg_4550ssss下草の葉に 散ってきた花が

Aaimg_1894ssss Acaaimg_1940ss Adaimg_1188tssss Aeimg_2314ssss上の方では薄紫の花を多く咲かせています 

Baimg_2334ssss Bbimg_4529ssss Bcimg_1818ssss Ccimg_2355ssssわたくし的には奇数羽状複葉のこの木は、ゴンズイ とばかり思っていたのですが、なんと花が違っています。花から検索してみて、センダンと知りました。よく確認すると、2回出奇数羽状複葉になっていますね。センダンは、昔の我が家に生えていたのですが、この木は分かりませんでしたね、実のなっている時期なら直ぐに分かるのですがね。(後日談、私がゴンズイと思っていた木も間違っていました、どうもウルシ系の高木のようです) これは麓の木、

Daimg_5164ssssDcimg_5170ssss頂上にも一株ありました、先ず 5~6mほどは真っすぐ伸びて、そして枝分かれするようです。

 Eaimg_4532ssss Ebimg_2283ssss樹皮は成長すると縦に割れ目が入ります

センダン科センダン属センダン(栴檀)、落葉高木。成長の早い木のようです。

”栴檀は双葉より芳し”と例えられますが、この場合のセンダンはビャクダンのことを指します 

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