これは ハゼノキ でしょう
奇数羽状複葉が目を引くハゼノキ、同じ形態の葉を付ける樹木が数種あり紛らわしいです。特に同じ仲間のヤマハゼとよく似ていて、ちょっと目では同定が難しいですね
この葉は、よく似たヤマハゼと比べると 細身で先端が細長く尖り、側脈が目立ちません、でもこれでは変異もあり曖昧ですね。見分ける一番確実な方法は、手で触ってみることです。ハゼノキの葉は表裏無毛で、光沢があり、手で触るとつるつるする感触です。一方ヤマハゼの葉は有毛で、光沢がなく、手で触るとふわふわする感触です。手で触れてみるのが一番なのです、でもかぶれないようにね、高木も難しいですがね
葉は枝先に纏まって、放射状に広がっています。輪生ではなく互生しています
成熟すると樹皮が縦に裂けてきます
ウルシ科ウルシ属ハゼノキ、別名でリュウキュウハゼとも、落葉高木(7~15m)、雌雄異株。ハゼノキは蝋を採取するため、中国から持ち込まれ栽培されたそうです。それが逸出し野生化したようです。
一方ヤマハゼ(落葉小高木 3~8m)はもともと日本にあった野生種で、ハゼノキとも呼ばれていたようです。この山ではハゼノキが大半を占めています
↓ こちらがヤマハゼの葉、ハゼノキに比べると少しずんぐりしていて、側脈がはっきりし、画像でははっきりしませんが、ハゼノキほど光沢はありません
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