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ウルシの仲間とばかり・・・

奇数羽状複葉の様子からウルシの仲間だとばかり思っていたのですが、ウルシ科の仲間は5種類ほど、幼木の様子からヤマウルシかな…、でも10m近くの高木もありヤマウルシとは違います。カラスザンショウかとも思ったのですが、幹にトゲがありません。どうも該当するものがなく悩んでいたのですが、たまたま 葉っぱを手に取ってみて、その固有の形と匂いに気づきましたAaaimg_8176ss Aabimg_0032t2s Aaimg_0345s Acimg_8626ss Afimg_0016s Agbimg_8179ss幼木にはいろいろな樹形がありますね。奇数羽状複葉の長さは1mを超えるものも、小葉の長さは20cmほどのものも

Bcaaimg_0121sBcaimg_0063s Bdimg_0112s Dbaimg_0089s Beimg_7993ss10m近くの高木もあります

 Eaaimg_8726tss Eabimg_8689ss花は花柄を立ち上げて咲いています

Ebaimg_8614ss Ebimg_8896tssこの肩に少しの切れ込みのある葉っぱが、同定の決め手となりました、それとこの葉 一種独特の匂いがします、嫌な臭いではありませんが ね

Ecaimg_8941ss Ecbimg_8775ss Eccimg_8008ssニガキ科ニワウルシ属ニワウルシでした、落葉高木 10~20m、雌雄異株、別名でシンジュ(神樹)、海外で「Tree of heaven」と呼ばれていたのを直訳したそうです。そしてこの葉を食樹とする蚕の蛾をシンジュサン(神樹蚕)と呼ぶようになったそうです。 明治初期に原産地中国から街路樹や庭木として持ち込まれたそうですが、種子と根茎による繁殖力が強い上に、他の植物の成長を妨げる物質を周辺に出すそうで、今は嫌われものになっているのですかね。 この山でも 日当りの良い平地の 麓と頂上に限り、株を増やしているようです。同じく中国原産の繁殖力の強いナンキンハゼと共にこの山の植生を変えていきそうな雰囲気です。 そういえば 市街地の畑でこのウルシ風の幼木が、いかにも栽培しているかのように数十株並んで育っているのを、車で見かけて不思議に思ったことがあるのですが、ニワウルシだったのかもしれません。でも成長が早く10m越えになるのでは庭木には向かない気もしますがね。

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