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2023年6月

キイロカワカゲロウ

Aaaimg_7030ts Bbimg_6993sカワカゲロウ科キイロカワカゲロウ(黄色川蜻蛉(蜉蝣 ))、前翅の前縁を茶褐色の斑点で飾り、体長は15mm弱、尻尾が3本あります。前方に触覚のように突き出ているのは前足です。

幼虫は水生で、繭にならない不完全変態ですが、幼虫~亜成虫~成虫という3ステップをとる特殊変態をするそうです。成虫は短命、儚い命です。

カゲロウと言えば、蟻地獄の幼虫で知られる ウスバカゲロウを想像してしまうのですが、これは別物ですね

イヌビワの写真でも撮ろかなと思っていたら、目の前の葉に飛び移ってきました。蛾かなと思っていたのですが、昔見たシロタニカワカゲロウを思い出し、カワカゲロウと認識しました。

 

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目立ちたくない、目立ちたい

Aaabbimg_6013s 身を守るため 目立たないようカムフラージュ

  Bbbaimg_6017t2sでも何だこの模様は! 見てくれというような 目立つ網目模様をしていますね~。 シャクガ科ナミシャク亜科アミメナミシャクの仲間です。大きさ3cmほど

 Eaimg_5536sこちらは葉の裏に身を潜めています

 Fimg_6078sこちらは目立ちたがり屋、マダラガ科ホタルガです

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ゼフィルスの仲間 アカシジミ

Aaaaimg_4897s Aaaaimg_4816tsシジミチョウ科ミドリシジミ亜科の中に、ゼフィルスと呼ばれ、落葉広葉樹の森を生息地とし、5~7月に発生する一群の蝶がいます。日本にはミドリシジミをはじめオオミドリシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミなど25種の仲間がいるのですが、雄の翅表の 緑青色の金属光沢の輝きがとてもきれいな種がいることで 人気になっている一群です。ゼフィルスの語源は、ギリシャ神話の西風の神 ゼフィロスに由来するするものです。

このアカシジミはゼフィルスの中でも、目に付きやすい種で、山裾や街の公園などでも見ることができます。翅表は見せてくれませんが、それほどのものではないようです。幼虫の食草はコナラ、アベマキ、ミズナラなどのブナ類で、前翅長2cmほどです

朝8時過ぎに道端で見かけたのですが、近寄っても逃げるわけでもなく、すぐ横に飛び移るくらいで、羽化したばかりかなと思うくらいの動きでしたが、翅を少し傷めているので年季は入っているんで、未だ目が覚めていなかったのかな?。

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思い思いにポーズを決めて

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若い頃はピンと整った形をしていたのですがね⤵
Aaaaadimg_7743s ノグルミの花でした

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ナナミノキ

Aaaimg_0695t2s花の大きさは5mmほど、花弁の先端は浅く4裂し オシベが4本

 Bbaimg_0147s Ddaimg_3481ts葉は基本的には互生、でも対生 コクサギ型とイレギュラーなところも見受けられるようです、そして披針形で先が尖り、全縁鋸歯で 表面は硬そうで光沢があります

 Dddimg_1262st沢山の花を付けています 

Img_3016s ナナミノキ(七実の木)とは可愛い名前を貰っていますね、別名でナナメノキ。名前の由来は、実が斜めになっているからとか、きれいな実を沢山付けるからとか、枝を折ると斜めに割れるからとか言われています。大体植物の名前は思い付きで付けられている感じなので 曖昧ですね、もっと体系的に付けられなかったのですかね~。

モチノキ科の常緑高木、ここでは6mほどですが 10mほどになり、雌雄異株、沢山の赤い果実を付ける木ですが、この株は雄株なのでそれを見ることはできません。

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クマノミズキ

Aaaacimg_1384st30mほど離れたところから眺めると 山裾の一角を白く飾っている大ぶりの一株が目を引きます、何の木なのか気になります。でもそこまで ずーと草ぼうぼうの藪気味なので こちらからは近づけません。

   Baaabimg_2125s Baaaimg_1367stカメラで寄ってみましたが、何の木なのかはっきりしません、この時はゴマギかな思っていたのですが

   Bcaaaimg_2413s  Ccabimg_2470ts 山に入って裏側から近寄ってみると、散房花序の花を沢山つけています

Aaaaaaimg_3835t2tts 4弁花4オシベです

 Cdiimg_2335s蜂や甲虫類が沢山寄ってきています

Aaaaacimg_3524tts Aaaaabimg_3535tts葉は対生、縁は鋸歯に見えますが 波打っているのでそう見えるようです。葉を揉んでもゴマに匂いはしません、なのでゴマギ(ガマズミの仲間)ではありませんでした。

ミズキ科クマノミズキでした、三重県熊野でよく見られたので熊野水木、水分の多い木なのでミズキです。落葉高木、花期は6~7月

よく似た仲間にミズキがありますが、ミズキは葉が互生なので見分けられます。また花期も5~6月とクマノミズキに比べると一ヶ月ほど早いそうです。

ハナミズキは アメリカ産で花はヤマボウシ系ですね。人気のトサミズキはマンサク科で別の仲間ですね。モチノキ科にタマミズキもあります。

 

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(番外編)スイカズラ と 荒野の決闘

Baaaaaimg_5406st_20230613161001甘い香りを漂わせるスイカズラの花は少し前に終わりましたが(画像は5月下📷)、

先日 TVでジョン・フォード監督の 西部劇名作「荒野の決闘(原題 My Darling Clementine)」(1946年制作)を見ていたら、なんと「スイカズラの匂いがする」というセリフ(字幕)が出てきて ”えっ! スイカズラ”  と驚いてしまいました。この映画 昔に何度か見ていますが、このセリフに初めて気付きました。当時のカウボーイたちが スイカズラの香りをかいでいたのでしょうか、また今の日本に咲いているものと同じものなのでしょうか。

場面は物語り中盤、アリゾナ州トゥームストンの街、 のどかな日曜日の朝のこと、 ヘンリー・フォンダ演じる保安官ワイアット・アープと二人の弟が 屋外で教会へ向かう人々を眺めている、と弟の一人が「スイカズラの匂いがする」、ワイアットが「俺だ、床屋でな」と返す、朝一番に床屋できれいにして香水をたっぷりかけられていたのです。そのすぐ後 失意で街を出ようとする 愛しのクメンタインに出合い、そこでも「お花の匂いがする」と言われ「私です」と答える。

そのあと 意思を変えた 愛しのクレメンタインに礼拝に誘われて、喜んで教会へ向かい、有名な 二人だけのダンスシーンが始まるわけです。

クライマックスは ワイアットが、自分の末弟を殺し 牛を盗んだ犯人が、クラントン一家であることをつきとめ、ワイアット3兄弟に ビクター・マチュア演じるドク・ホリディも加わり、クラントン一家との OK牧場の決闘 となるわけです。

ラストシーンは、この町に残り教師になるという 愛しのクレメンタインに、「また牛を連れてこの街に来る」と 約束し、馬に乗って「実にいい名前だ、クレメンタイン」と言い残し走り去っていきます。果てしない広大な荒野を疾走して去って行くワイアットをいつまでも見送るクレメンタインでした。

この物語は1880年代の史実に基づくもので、この 「荒野の決闘」 の前に2作、その後に有名な「OK牧場の決闘 」(ジョン・スタージェス監督1957年作)などつくられています。

「荒野の決闘」の 穏やかでスマートで そして恋には疎い感じのワイアット・アープを演じるヘンリー・ホンダ、 どこか遠くを眺めているような憂いのある表情をみせる ドク・ホリディを演じるビクター・マチュア、どちらもいいですね~。「OK牧場の決闘」の 厳つい感じのワイアットを演じる バーランカスター、切れ味鋭い ドクを演じる カークダグラスも良かったですが、どちらかと言えば前者の方が詩的で静かで何かムードがあって好きです。でも主題歌は「Oh My Darling Clementine 」もよく知られていますが、 何と言っても フランキー・レインの「Gunfight at the O.K.Corral」♪♪ ~がいい響きですね。

 

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キマダラモドキ

Aaaaaimg_2737ttsタテハチョウ科ジャノメチョウ亜科キマダモドキ(黄斑擬き)、よく似た仲間にサトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)、ヤマキマダラヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲがいます。この蝶だけ モドキ(擬き) とは 少し可哀そうですね。モリキマダラヒカゲとかは?。日陰の枯葉のある所の樹木に必ず翅を閉じてとまります。前翅長3cm少しです。

↓ こちらは 市街地でもよく見かける シジミチョウ科ヤマトシジミ、前翅長1.5cmほど。ここではどの個体も翅を閉じてくれません、この時期・環境、翅を乾かしたいのかな Aaaaaimg_2142httts  

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サナエトンボ科 タイワンウチワヤンマ

Aaaimg_2612t2s Aacimg_2629s Aadimg_2639s  Aaeaimg_2701t2s Aafimg_2615ts名前にヤンマと入っていますが、サナエトンボ科の仲間です。腹部第8節の膨らみをウチワ(団扇)に見立てての命名です。同じ仲間の ウチワヤンマはこの団扇が少し大きく、黄色の模様の入り方が違うので見分けが出来ます。またよく似た仲間にオオサカサナエ、コオニヤンマなどがいて 紛らわしいです。

タイワンウチワヤンマの成虫は溜池などの水辺周辺を生活圏にし 飛び回っているのですが、この個体は山の裾で見かけたものです、近くに産卵するような環境はないように思うのですが、水辺で羽化して一旦 山裾に移動し、また水辺へと戻っていくのですかね。 あま アキアカネだって避暑のため 標高1000m付近の山の尾根に一旦 移動するのですからね。

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ニガイチゴ

Aaaaaimg_0814ttsAabaaimg_04663ts   Aababimg_0449ts Aababimg_9351ts  Aadaaaimg_0783ts  Babbimg_9381ttsBbcimg_0028sバラ科キイチゴ属ニガイチゴ、食べると果肉は美味しいが 種に苦みがあるので 苦苺。根が横に這い あちこちで茎を地上に出し、群落をつくる。棘があるので気を付けるべし。よく似た仲間にクマイチゴがある。

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ミヤコグサ

Aaaafaaaimg_9519st   Aaaabimg_1057sAaaafaaimg_0985s_20230608200701  Aaaaeaaimg_1030st  Aaaaeimg_0352st    Aaeimg_0979s     Adaaimg_1024s    マメ科ミヤコグサ属ミヤコグサ、京の都でよく見られたので都草だとか、別名でエボシグサ、

5小葉の奇数羽状複葉(先端の3枚と根元の2枚が離れているので3出複葉の感じがする)、春から夏にかけて 花茎の先端に1.5㎝ほどの花を1~3個 咲かせる、多年草、背丈は15cmほどか

日当りがよく 背の低い草の繁る ため池の堤防、田んぼの畔などに群生している。シルビアシジミの幼虫の食草として知られる

よく似た仲間にセイヨウミヤコグサがあるが、こちらは花茎の先に3~7個の花を円状に咲かせるそうです

こちらは ↓ いっしょに咲いていた ニガナ、 かなAaaaaimg_0934s

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このきなんのき

Aabaimg_0537s Aabbimg_0798s Aabimg_0556s Aadimg_0516s Acaimg_3076sb Baimg_6298ss Bbimg_1057s Cbimg_0783s4月下旬に きれいな若葉を展開していたので、なんの木なのかな~?、羽状複葉の樹は色々ありますのでねえ・・・

Aaimg_8529tsAbaaimg_6624s5月下旬に花が咲いても?、穂状の花を咲かせる樹 で検索しても当たりません

Ababimg_9669s後で分かったのですが、円周上に配置されている尾状の花は雄花、その中央にあるのが雌花、おもしろいことに雌花の上に雄花がのっています

Acaimg_6582sAcimg_5706stBbimg_6654s成熟した雄花と木肌の様子です。山の麓に、羽状複葉のセンダン、カラスザンショウ、ニワウルシ などに交じって3株生えています、一番高い株で樹高は7mほどでした。

スッキリしないので、”このきなんのき掲示板” に画像を添えてお尋ねすると、直ぐに「互生葉序、奇数羽状複葉、鋸歯縁で細かく鋭い鋸歯、雄花が上を向くクルミ科ノグルミをご検討ください」と回答を頂きました。この掲示板、初めて利用させて頂きましたが便利ですね~

クルミ科といえば、オニグルミ、サワグルミ、そしてこのノグルミ、オニグルミは明神山頂上で、サワグルミもどこかの渓流沿いで見たことがあります。そしてこのノグルミは果実を昔ブログに投稿していました、当時は葉とか花を気にしていなかったのかな

 

 

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ノイバラ

Aaaimg_7165tst  Aabimg_8668ts  Aacimg_7200tst  Abimg_7446tst Adimg_8290tst  Aeimg_8738tstBaimg_8257tts  Bbimg_7113tts Ccimg_0269sバラ科ノイバラ、落葉低木、半つる性で 自立はあまりせず 他に寄りかかったり 這ったりして 長いもので2mほど茎を伸ばす、その茎には名前が示すようにトゲがある、奇数羽状複葉、五弁の花の大きさは2㎝ほど、秋になると赤い果実を実らせます。この山では 麓から頂上まで満遍なく日当りのよい所に花を咲かせています。

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緑 黄 赤、 再び

Aaaabimg_3301tst  Aaaacaimg_5271ttsAaaadaaaimg_7593tsc  Aaaadaaaimg_8001tts  Aaaadaaimg_5889ttst Aaaafbimg_7569ts Aaabbimg_4965ts Aaaccimg_5259st Aaacdcaaimg_7534tsナツグミをしつこく撮っています、でも 味見の方はしていません、少し苦みがあるそうですがね。大きさは1.5㎝ほどです。

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ネジキ

Aaaimg_6498tts Abaaimg_7099tts Abimg_6450tts  Acaaaimg_5562st Acaaimg_6826tts Bbimg_5815ttts Cbaaimg_7366s Cdaimg_8236tts ツツジ科ネジキ、落葉小高木 樹高9mほどに

名前の由来の 捩じれている幹(捩木) ↓ Dimg_9207ts

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