◆我が背丈をも越す シシウドなり

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Cd3995himg_0001 セリ科シシウド(猪独活)、背丈2mにもなるのっぽさんです、花茎を出して花を咲かせるまで数年、そして実を付けると枯死してしまうとのことです。根を陰干して煎じると鎮痛剤、生薬の独活(ドッカツ)です。名前にウドとありますが 山菜として知られているウドはウコギ科の別物です

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3429img_0001 こちらキク科オタカラコウ、ここでは小型ですが、背丈を1mほどに長く伸ばすものがあります

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◆シシウドや 青空に映ゆ 花火かな

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大型で人の背丈ほどもあるシシウド、山野で最大級の草本は 青空を背景に入れやすいですね、そしてその複散形花序の一塊の花の大きさは直径25cmほど、5mmほどの小花の集まりですがね

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沢山の長い花柄の先に小さい花を付けた姿は線香花火を連想させます

シシウドは猪独活、イノシシもが食べる大型のウドに似た花、この根塊は生薬ドッカツ(独活)として頭痛、神経痛などに薬効があるようです

よく似ているウドは山菜としても知られているウコギ科の植物です

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◆三島産の柴胡は人気の生薬だったとか で ミシマサイコ

セリ科の仲間は白い花を咲かせるものが殆んどですが、このミシマサイコは黄色の花を咲かせてなかなかいい雰囲気です。解熱鎮痛の薬効がある生薬サイコ(柴胡・根の部分)は、特に三島産が品質優秀だったとか、でミシマサイコ

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生薬用として乱獲されて山野では絶滅危惧種に、今では生薬用に栽培されているとか。日当たりの良い山野に育ち、背丈は50cmほど、セリ科に多い複散形花序の 5枚の花弁を内側に巻いてえ、その個々の花の大きさは2.5mmほどです

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◆シラネセンキュウ 白根川芎とはまた変わった名前

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シラネセンキュウとはまた変わった名前ですが、日光の白根山で初めて確認されたのでシラネ、センキュウは中国原産の生薬である川芎に葉の形が似ているから とのことです。川芎は生薬として有効なので日本で栽培もされているようです。

シラネセンキュウはセリ科の仲間で背丈は1mmほど、個々の花の大きさは5mmほど、このものは山中の日当たりの良い道脇の斜面に咲いていました

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◆ヒカゲミツバの果実と花

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渓流沿いの日陰に育つヒカゲミツバ、花は8月中ごろから咲き始めてていましたが、今10月下旬は花も果実も見ることが出来ます。この果実赤くなるのでしょうかね、よく似た感じの果実を付けるトチバニンジンは赤くなりますが、セリ科とウコギ科の違いはどうでしょうか。↓トチバニンジンの果実です

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◆ドクゼリ(毒芹)

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背丈は1mを越していて、池の辺がお気に入りのようです。

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全身に毒を持っているそうなので、近づかない方が得策ですね。死に至る可能性のある毒草といえばトリカブトにシキミ、あとドクウツギというのもあるようですね。

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◆複式の散形花序を形成している シシウド(猪独活)?

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背丈は1m強、ここでは日の当たらない林道脇で、3~4本に枝分かれした先に散形花序を開いています。

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お椀を伏せたような散形花序は、その先でまた散形花序とつくる2重構造になっています。(枝先一箇所から4方に沢山の花柄を出しています、その花柄の先端からもまた沢山の花柄をだし、その各々の先端に花が開いています)

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こちらは背丈が50cmほどで、シシウドとは別の花の雰囲気でしたがどうなのでしょうか。

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◆ハナウド(花独活) ってウドの花?

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このような花の付き方が(茎の先端から個々の花柄を沢山出している)散形花序、ハナウドは個々の散形花序がまた散形になっているので 複散形花序です(何だかややこしい)。散形花序の外周に有る花は(中心部の花より)大きく、さらに(2裂した5枚の花弁のうち)外に位置する(2枚の)花弁が大きく、全体としての体裁を整えているそうです。葉は上手く撮れていませんが、大きい切れ込みを持った小葉からなる複葉です。ハナウドやよく聞くシシウドはセリ科で、ウコギ科のウドとは直接関係はありません、ウド(独活の花は見た記憶がありませんが)に雰囲気が似ていることからの命名のようです。

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◆セントウソウ

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セリ科の先頭を切って咲くのでセントウソウ??、ここでは今が咲き始めです。一つ一つの花の大きさは数mmと小さくて、上手く 出来ません。普通 2回3出複葉、人参のようなセリ葉を付けていて別名オウレンダマシ、ここでは渓流の岩場に咲いています。

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◆日陰者 ハナビゼリ&ヒカゲミツバの果実

9510 9430 9444 9438 ハナビゼリ(上)とヒカゲミツバ(下)の果実です。共にセリ科のこの両者、果実を付けるまではよく似ていて少し戸惑います。同じように日陰に育ち 散形の小さな花を付け、2回3出複葉です、しかしハナビゼリの方が背丈50cmほどの大型です、また中空と思われる茎は触ると脆そうです。

こちらはヒカゲミツバの花です、バナビゼリの花は気になっていましたが結局見ることが出来ませんでした、来年も続いていれば紫系をしているというこの花を見にいってみましょうか。

ハナビゼリはセリ科のシシウド属、シシウド属の果実は翼を付けるようですね。翼といえば こちら↓オトコエシの果実も同じような感じですね。

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