カモフラージュ上手の クロコノマチョウ
ジャノメチョウ亜科クロコノマチョウ、前翅長 4㎝ほど。翅がかなり傷んでいますが、昨秋生まれて 成虫で 越冬した個体、飛ぶ力は健在、生き延びてきた勲章ですね。
この蝶、足元の枯葉から飛び立って数メートル先に止まります。止まったところを見究めていて そこに近づいて 目を皿のようにして探すのですが、絶対といっていいほど見つかりません。仕方ないので枯れ枝などで払うと、いないと思った目の前から飛び立つのです、そして また数メートル先に止まります。腹か立ちますが、また近づいて・・・を、数回繰り返して、やっと📷することが出来、クロコノマと分かりました。枯葉や土への保護色で 存在を隠す名人ですね。 そういえばオオトモエ(蛾)でも、同じような経験をしたことがあります。
種を繋いで
こちら ジャノメチョウ亜科 ヒメヒカゲ、生息域が湿地帯と限定的で、開発や気候変動による環境変化、また捕獲採集などにより 生息数の減少が心配さる絶滅危惧種に指定されています、幼虫の食草は、ヒカゲスゲ、ヒメカンスゲ、アオスゲなどのスゲ類とのことです
ここでは3年前と変わらず、ひらひら舞う姿を数頭を見ることができ、種は繋がっているようです。この蝶、蛇の目紋の出方に色々のパターンがありますね
こちらは同じくジャノメチョウ亜科 ウラナミジャノメ、こちらも 絶滅危惧種指定の蝶です。ヒメヒカゲと同じ環境で見かけましたが、生息範囲が広く 尾根筋でも見かけることができます
よく似た仲間に 発生が少し早い ヒメウラナミジャノメ がいますが、こちらは何処でも見かけることができるほど、沢山います
両者の違いは、後翅裏面の蛇の目紋 3つ が ウラナミジャノメ、5つ が ヒメムラナミジャノメです
ジャノメチョウ 2種
ジャノメチョウ亜科ヒメウラナミジャノメ、前翅長2cmほどでモンシロチョウより少し小さめ、よく見かける蝶で、写真の撮りやすい止まり方をしてくれます
後翅の裏面に5つの蛇の目模様があります。よく似た仲間にウラナミジャノメがいますが、後翅裏面の蛇の目模様が3つの蝶で、こちらは なかなか目にすることが出来ません
ジャノメチョウ亜科サトキマダラヒカゲ、前翅長3.5cmほどでモンシロチョウより少し大きめ、林の中でよく見かける蝶で、こちらも写真の撮りやすい止まり方をしてくれます
よく似た仲間にヤマキマダラヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、キマダラヒカケがいます
ジャノメチョウの仲間は、名前にジャノメまたはヒカゲが入ります
◆ウラナミジャノメ
ジャノメチョウ亜科ウラナミジャノメ
前出のヒメヒカゲほど稀ではありませんが、それでも環境省RDBの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている、少し珍しい蝶です
よく似た ヒメウラナミジャノメはいくらでもいますがね
ヒメヒカゲと似た環境に育っていますが、ウラナミジャノメの方が少し活動範囲が広いように思います
よく似た ヒメウラナミジャノメ は、後翅裏面の眼状紋が5つあります。両者生息域を同じにするところでは、止まった時確認しないと どちらが飛んでいるのか分かりませんね
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◆ヒメヒカゲ
ジャノメチョウ亜科ヒメヒカゲ、写りは少々悪いですが、環境省レッドリストで絶滅危惧種ⅠB 類に指定されている珍しい蝶なので、少々しつこい投稿となります
前後翅裏の眼状紋の数と、後翅裏の眼状紋列の上側に現れる白い波状のラインは、個体により差があります
1個体1~3枚の画像を掲載していますので、総数は6~7個体だと思います、他に翅を傷めたのや、上手く撮れなかった個体が数頭いたと思います
保護域ではありませんが、適切にお願いしますね、写真はいくら撮ってもいいですがね
ヒメヒカゲは 6年前に、他の湿地で初めてお目にかかって感激したものです、それから3年間は、そこに姿を見せていたのですが、その後姿を見せなくなってしまいました
そこでは絶滅してしまったのですかね
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◆絶滅の危惧あり ヒメヒカゲ&ウラナミジャノメ
ジャノメチョウの仲間 ヒメヒカゲです
この蝶、対人テリトリーをもっており、3mまで近づくと飛び立ってしまい、5mほど先の草むらに止まります、次いでまたゆっくり近づくも 3mにになると、更に5m先に…、マイカメラにはちょっと遠いです、でも食事になるとまた別ですね
通っていた別の湿地では、見かけなくなって 3年ほどたち、どこかで会えないものかと思っていたところ、愛好家から情報が、早々に出かけてみました 6月中旬
こちはジャノメチョウの仲間 ウラナミジャノメ、出会ったのは数年ぶりです
ヒメヒカゲに比べると、少し行動範囲が広いのかな、この個体は湿地を離れて稜線まで上がってきていました 6月中旬
よく似たこちらは ヒメウラナミジャノメ、こちらは何処でも見かけることが出来ます
でも飛んでいる時はウラナミジャノメと区別がつきません、止まっている時でもよく見ないと間違えてしまいます
ヒメヒカゲは個体によって、蛇の目紋の入り方が違いますこちらは前出の個体♀さんですが
以下は蛇の目紋の入り方の異なった幾らかの個体のアルバムです
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より以前の記事一覧
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